こんにちは、小春です♪
今日は紫外線が肌に与える影響「光老化」について書きます!
Contents
光老化の読み方
光老化は、「ひかりろうか」と読みます♪
光老化とは
光老化とは、太陽光線(主に紫外線)を長期間、繰り返し浴びることで、シミやしわ、たるみなどのお肌の老化現象が起こったり、病気などが発症することを言います。
紫外線とシミ
紫外線を多く浴びると、肌の表皮にあるメラノサイトが、肌を守るために、メラニン色素を大量に作ります。ターンオーバーがスムーズに行われれば、このメラニンは排出されるのですが、ホルモンや加齢などにより周期が遅れると、メラニン色素が肌に蓄積され、シミとなります。
紫外線としわ・たるみ
紫外線を多く浴びると肌の弾力性が失われてしまいます。肌の真皮にあり、肌の弾力を作っている「コラーゲン」や「エラスチン」など、繊維状のたんぱく質が紫外線により、ダメージを受けて変性したり、たんぱく質の間を満たすように存在している、ゼリー状の肌の弾力成分「ヒアルロン酸」も減少してしまいます。
紫外線と病気
紫外線は、細胞を老化させるだけではなく、皮膚の細胞の遺伝子を傷つけ、皮膚がんの原因になることがあります。皮膚だけではなく、紫外線を浴びる目にも光老化は起こり、白内障などの発症に関与していると言われています。
光老化を予防するには?
光老化を予防するためには、紫外線に当たらないことが重要です♪ 光老化対策は、子供の頃から意識して行うことが大切です!
紫外線は、青年期までに、一生浴びる分の半分以上を浴びてしまうと言われています。青年期までに浴びてしまった紫外線は、30代、40代になって、光老化として表面化します。
今浴びた紫外線は、10年、20年後のシミやしわ、たるみにつながります。大人になってからでは遅いと考えず、年齢に関係なく紫外線対策はしっかり行いましょう。
紫外線のダメージは、「紫外線の強さ × 紫外線を浴びた時間」で決まります。
皮膚がん発症の危険因子
幼児期に大量に紫外線に当たったり、間接的にでも大量に紫外線に当たると、皮膚がん発症リスクが高まると言われています。
皮膚がんは増加傾向にある
イギリス
イギリスがん研究センター(Cancer Research UK)の、2014年の調査結果発表によると、40年前と比べて、「悪性黒色腫(メラノーマ)」の発症が5倍になったということです。
アメリカ
アメリカ皮膚科学会の2014年の研究「有色人種における皮膚がんと光防御」によると、アジア系アメリカ人などの有色人種は、白色人種に比べて皮膚がん発症率は低いが、症状が進行してから発見されることが多い傾向にあるとのことです。
紫外線対策と海外
アメリカのカルフォルニア州は、紫外線対策に対する意識が高い地域です。カルフォルニア州では、18歳未満の未成年は日焼けサロンの入店が禁止されています。
オーストラリアでは、皮膚がん患者の増加に伴い、国を挙げて紫外線対策に取り組んでいます。現地の小学校では、紫外線から目を保護するために、サングラス着用が義務付けられていたり、紫外線の強い日は、屋外の活動を控えるようにしたりしています。
光老化を防ぐ具体的な行動
光老化を防ぐための紫外線対策についてお話します♪
UVカットの眼鏡やサングラスをかける
目から入った紫外線により、角膜が炎症を起こすと、脳が危険と判断して、メラニン色素が作られます。目に紫外線が入るだけで、紫外線を浴びていない皮膚にシミができるというわけです。
夏の時期や紫外線の強い時期には特に、紫外線対策が必要と言えます♪
紫外線の強い時間帯の外出を避ける
紫外線の強い時間帯は、午前10時から午後4時です。紫外線の強さは、住む地域によっても違います。沖縄は、北海道の2倍近く紫外線が強いと言われています!
紫外線は、上から降り注ぐものだけではなく、地面からの照り返しにも注意が必要です。コンクリートやアスファルト、雪、砂浜など。
雪 80%、砂浜 10~25%、コンクリートやアスファルト 10% の照り返しがあると言われています。雪国の方は特に紫外線には注意したいですね♪
曇りや雨の日、冬でも油断しない
薄曇り 80~90%、曇り 60%、雨 30%の紫外線量が降り注ぐと言われています。曇りや雨の日でも油断せず、紫外線対策は行う必要があります。
紫外線の中でもUVAは、冬でも紫外線量は減らないと言われています。UVAは、真皮にまで到達し、肌内部のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸にダメージを与えます。
日焼け止めをこまめに塗る
以上、お話させていただいたように、外出の際には、冬でも、曇りの日でも、雨でも、日焼け止めを塗るようにしたいですね!
高度が上がると紫外線の量も多くなります。高度が1,000mあがるごとに紫外線は10%増えるという説もあります。海より山の方が紫外線は断然強いです。山やスキーにお出かけの時は特に注意が必要です。
海は水着などで肌の露出が高い為、やはり、紫外線対策は万全にしておく必要があります。水に濡れてとれやすいので、日焼け止めはこまめに塗りなおす必要があります。
日焼け止め効果が持続するのは、塗ってから2時間程度です。紫外線の多い場所では、2時間おきに塗りなおす必要があります。
帽子や日傘、長袖など
外出の際には、日焼け止めの他にも、つばの広い帽子や日傘、長袖などで防御するとなお良いです!
光老化のリスクは年齢や性別に関係なく起こるので、女性だけではなく、子供も、シニア世代も、男性も日焼け止めを塗るなどして紫外線対策をしっかり行いましょう!