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天野メソッドとは?天野メソッドのやり方

こんにちは、小春です♪

天野メソッドとは、美容専門誌「美的GRAND」の編集長である、天野佳代子さんが生み出した美容法です♪

天野佳代子さんについて

天野佳代子さんは、61歳の時、テレビ番組「マツコ会議」に出演し、その見た目の若さが話題になり、「奇跡の61歳」と言われました!

2019年9月に出版された「何歳からでも美肌になれる!」という書籍の中で、その美容法が明かされています♪

天野佳代子さんは1957年の東京生まれです。20代は美容ライターとして活動をされていて、小説の執筆や音楽業界で執筆を行っていたそうです。

2001年に、美容専門誌「美的」の創刊に伴い、エディトリアル ディレクターとして就任し、数々のヒット企画を世に送り出しました。

現在は、「美的」のお姉さん版の雑誌「美的GRAND」の編集長をされています。

天野メソッドとは

天野メソッドとは、天野佳代子さんが、美容の仕事を通じて学んできた美の知識を、自分流にアレンジして普段のスキンケアで何十年も行ってきた美容法です。

天野佳代子さんの考え方

天野佳代子さんの美容法は、世間一般の常識とは少し違う考え方です。天野佳代子さんの美容法がいいのか悪いのかは意見が分かれるところです。

天野メソッドA「落とす」ことで肌は若返る!

世間一般の常識では、スキンケアは保湿が重要だと言われていますが、天野佳代子さんの美容法では、「落とす」「洗う」ことに重点が置かれています。

朝は、酵素パウダーで洗顔し、夜は、クレンジングの量をたっぷり使ってメイクを丁寧に落とし、その後は洗顔料で顔を洗います。

天野メソッドB スキンケアは朝しっかり・夜あっさり

世間一般の常識では、朝はあっさりとお手入れし、夜にしっかりとスキンケアを行うという考え方が浸透していますが、天野佳代子さんの美容法では、「朝はしっかり」行い、「夜はあっさり」とスキンケアを行います。

朝のお手入れは、保湿を中心に、肌状態を整えていき、スキンケアの最後はUVクリームをたっぷりとつけるそうです。マスクタイプのパックや、美顔器を使ったお手入れも朝にするそうです!

夜は、導入美容液と化粧水、クリームだけなんだそうです。夏場は、そのクリームも、小じわが気になる目元と口元にしかつけません。

天野メソッドC 大人だからこそ角質ケアは毎日

天野佳代子さんの美容法の中で、一番ビックリなのが、「毎日角質ケアをする」ことです!

一般の常識では、角質ケアをあまりやりすぎると、肌表面の角質細胞が過剰に剥がれ落ちることで、肌のバリア機能が低下し、肌トラブルを招くとされています。

天野佳代子さんは、年に3回程度、皮膚科で処方してもらって、角質ケアを行うそうです。その他にも、化粧品を使って毎日角質ケアを行っています。

角質ケアとは

角質ケアとは、表皮の一番上にある「角質」をはがすケアのことです。これまでにも書いてきた通り、肌の奥で生まれた角化細胞は、ターンオーバーにより、徐々に肌表面へと押し上げられてきます。

角化細胞は、生まれてから垢となって剥がれ落ちるまでが28日周期と言われています。これは10代や20代の若い肌ならそうなのですが、年齢を重ねるにつれて、代謝が落ち、28日たっても、剥がれ落ちずに、古い角質が肌表面に残り、くすみの原因となります。

皮膚の構造

天野メソッドD 化粧品は金額より使い方

一般の常識では、高価な化粧品ほど肌に効果が高いとされます。しかし、天野佳代子さんの考えは違います。高い化粧品だからと、ケチケチ使うくらいなら、安価な化粧品をたっぷりと使うほうが良いと言います。

高価な化粧品を使うよりも大事なことは、量をたっぷりと、惜しみなく使うこと。

理由は、チビチビ使っていても、効果が出ないからです。たとえ化粧品が安くても、たっぷりと使っていれば、効果が出るそうです。

天野メソッドE 美容液を使えばシミもシワも巻き戻せる

一般の常識では、化粧品でシミやシワは消せないと言います。ですが、天野佳代子さんの考えでは、化粧品は進化しているので、今の時代は、化粧品でエイジングの悩みは解消できるとおっしゃっています。

天野メソッドの基本ステップ

ステップ1 落として代謝を上げる

クレンジング料をたっぷりと使ってメイクを落とします。その後は洗顔料で、W洗顔をします。汚れを落とすことで、肌代謝が上がるんだそうです。

朝は酵素パウダーを使って、夜眠っている間に分泌された汗や毛穴の皮脂汚れを洗います。夜はクレンジングバームでメイクを落とした後、クレイ洗顔をするそうです。

ステップ2 潤いを入れる準備

古い角質を柔軟にし、保湿力をアップさせるために、スキンケアの前にプレ美容液を塗ります。洗顔後の顔全体に塗り、3分置いてなじませます。

ステップ3 たっぷり保湿

とろみのある化粧水を2~3度塗り重ねるつもりで、しっとりもちもちになるまで、たっぷり潤いを補給します。乾きがひどいときは、シートマスクをします。

ステップ4 シミやシワのお手入れ

肌の悩み別に美容液を使います。美白ケアかシワケアが大人肌におすすめです。両方行っても大丈夫です。

顔全体に美白美容液を塗って、手のひらで馴染ませた後、シワ改善美容液を額や目の周り、ほうれい線など気になるところに部分づけをします。

ステップ5 クリーム

今まで行ったスキンケアにフタをするつもりで、クリームを重ねます。天野佳代子さんは、リフトアップ効果のあるクリームを使うそうです。肌を引き上げながら塗り込みます。

今日のまとめ

今日は、天野佳代子さんの提唱する美容法「天野メソッド」についてご紹介しました♪

天野佳代子さんの美容法には、沢山の化粧品を使います。著書にも沢山の化粧品が紹介されていました。

酵素洗顔やクレイ洗顔などは、ハッピーノートブックさんのサイトにいろんな商品が紹介されていますので、ご興味がおありの方は、よかったら訪問してみてください♪

ハッピーノートブックさんは、他にも沢山の新発売のスキンケアやヘアケア商品などを販売しています。使ってみたい化粧品がいっぱいです♪

 

光老化とは?光老化を防ぐには?

こんにちは、小春です♪

今日は紫外線が肌に与える影響「光老化」について書きます!

光老化の読み方

光老化は、「ひかりろうか」と読みます♪

光老化とは

光老化とは、太陽光線(主に紫外線)を長期間、繰り返し浴びることで、シミやしわ、たるみなどのお肌の老化現象が起こったり、病気などが発症することを言います。

紫外線とシミ

紫外線を多く浴びると、肌の表皮にあるメラノサイトが、肌を守るために、メラニン色素を大量に作ります。ターンオーバーがスムーズに行われれば、このメラニンは排出されるのですが、ホルモンや加齢などにより周期が遅れると、メラニン色素が肌に蓄積され、シミとなります。

紫外線としわ・たるみ

紫外線を多く浴びると肌の弾力性が失われてしまいます。肌の真皮にあり、肌の弾力を作っている「コラーゲン」や「エラスチン」など、繊維状のたんぱく質が紫外線により、ダメージを受けて変性したり、たんぱく質の間を満たすように存在している、ゼリー状の肌の弾力成分「ヒアルロン酸」も減少してしまいます。

紫外線と病気

紫外線は、細胞を老化させるだけではなく、皮膚の細胞の遺伝子を傷つけ、皮膚がんの原因になることがあります。皮膚だけではなく、紫外線を浴びる目にも光老化は起こり、白内障などの発症に関与していると言われています。

光老化を予防するには?

光老化を予防するためには、紫外線に当たらないことが重要です 光老化対策は、子供の頃から意識して行うことが大切です!

紫外線は、青年期までに、一生浴びる分の半分以上を浴びてしまうと言われています。青年期までに浴びてしまった紫外線は、30代、40代になって、光老化として表面化します。

今浴びた紫外線は、10年、20年後のシミやしわ、たるみにつながります。大人になってからでは遅いと考えず、年齢に関係なく紫外線対策はしっかり行いましょう。

紫外線のダメージは、「紫外線の強さ × 紫外線を浴びた時間」で決まります。

皮膚がん発症の危険因子

幼児期に大量に紫外線に当たったり、間接的にでも大量に紫外線に当たると、皮膚がん発症リスクが高まると言われています。

皮膚がんは増加傾向にある

イギリス

イギリスがん研究センター(Cancer Research UK)の、2014年の調査結果発表によると、40年前と比べて、「悪性黒色腫(メラノーマ)」の発症が5倍になったということです。

アメリカ

アメリカ皮膚科学会の2014年の研究「有色人種における皮膚がんと光防御」によると、アジア系アメリカ人などの有色人種は、白色人種に比べて皮膚がん発症率は低いが、症状が進行してから発見されることが多い傾向にあるとのことです。

紫外線対策と海外

アメリカのカルフォルニア州は、紫外線対策に対する意識が高い地域です。カルフォルニア州では、18歳未満の未成年は日焼けサロンの入店が禁止されています。

オーストラリアでは、皮膚がん患者の増加に伴い、国を挙げて紫外線対策に取り組んでいます。現地の小学校では、紫外線から目を保護するために、サングラス着用が義務付けられていたり、紫外線の強い日は、屋外の活動を控えるようにしたりしています。

光老化を防ぐ具体的な行動

光老化を防ぐための紫外線対策についてお話します♪

UVカットの眼鏡やサングラスをかける

目から入った紫外線により、角膜が炎症を起こすと、脳が危険と判断して、メラニン色素が作られます。目に紫外線が入るだけで、紫外線を浴びていない皮膚にシミができるというわけです。

夏の時期や紫外線の強い時期には特に、紫外線対策が必要と言えます♪

紫外線の強い時間帯の外出を避ける

紫外線の強い時間帯は、午前10時から午後4時です。紫外線の強さは、住む地域によっても違います。沖縄は、北海道の2倍近く紫外線が強いと言われています!

紫外線は、上から降り注ぐものだけではなく、地面からの照り返しにも注意が必要です。コンクリートやアスファルト、雪、砂浜など。

雪 80%、砂浜 10~25%、コンクリートやアスファルト 10% の照り返しがあると言われています。雪国の方は特に紫外線には注意したいですね♪

曇りや雨の日、冬でも油断しない

薄曇り 80~90%、曇り 60%、雨 30%の紫外線量が降り注ぐと言われています。曇りや雨の日でも油断せず、紫外線対策は行う必要があります。

紫外線の中でもUVAは、冬でも紫外線量は減らないと言われています。UVAは、真皮にまで到達し、肌内部のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸にダメージを与えます。

日焼け止めをこまめに塗る

以上、お話させていただいたように、外出の際には、冬でも、曇りの日でも、雨でも、日焼け止めを塗るようにしたいですね!

高度が上がると紫外線の量も多くなります。高度が1,000mあがるごとに紫外線は10%増えるという説もあります。海より山の方が紫外線は断然強いです。山やスキーにお出かけの時は特に注意が必要です。

海は水着などで肌の露出が高い為、やはり、紫外線対策は万全にしておく必要があります。水に濡れてとれやすいので、日焼け止めはこまめに塗りなおす必要があります。

日焼け止め効果が持続するのは、塗ってから2時間程度です。紫外線の多い場所では、2時間おきに塗りなおす必要があります。

帽子や日傘、長袖など

外出の際には、日焼け止めの他にも、つばの広い帽子や日傘、長袖などで防御するとなお良いです!

光老化のリスクは年齢や性別に関係なく起こるので、女性だけではなく、子供も、シニア世代も、男性も日焼け止めを塗るなどして紫外線対策をしっかり行いましょう!

皮膚は摩擦や洗いすぎに弱い。お肌に優しい洗い方♪

こんにちは、小春です♪

今回は、日常生活のちょっとした習慣が、シミや乾燥の原因となっていることをお伝えします♪

もし、「自分に該当する」と感じる方は、その習慣を改めると、肌質の改善につながるかも知れません。

摩擦皮膚炎(ナイロンタオル皮膚炎)

みなさんは、お風呂に入って体を洗うときに、何を使って洗いますか?私が小さいころは、ナイロンタオルで体をゴシゴシ洗っていました!

これって肌にとってはNGだってご存じでしたか?

皮膚の表面には、肌の保湿の重要な役割を担う、角質細胞があります。角質細胞は肌の奥で生まれ、ターンオーバーにより、最後は垢となって剥がれ落ちるのですが、角層内で肌にとどまっている間は、肌のバリア機能として働きます。

バリア機能は、肌内部の水分の蒸発を防いだり、外部からの異物の侵入を防いだりと、私たちの肌を守ってくれています♪

このように、肌の表面にはバリア機能があるのですが、肌を強くこすることによって、角質細胞が、剥がれ過ぎてしまい、バリア機能が低下します。

ナイロンタオルで強く肌表面をこすって洗うことを継続的に続けていると、だんだんと皮膚に色素沈着が起こります!

これは摩擦皮膚炎(ナイロンタオル皮膚炎)と呼ばれます。摩擦の刺激で、肌表面の表皮細胞が、「アミロイド」という異常なたんぱく質に変化し、表皮の下に沈着することが原因で、肌表面が黒褐色になってしまいます。

ナイロンタオル皮膚炎になってしまったら、すぐにナイロンタオルの使用を中止し、綿のタオルなど、柔らかく肌に刺激の少ないものに変えることが大切だとのことです。

洗顔をする際にも、ゴシゴシこすらないように注意し、手で洗うようにしましょう♪

洗浄剤の使いすぎは乾燥肌の原因となる

液体洗顔ソープなどの洗顔料の量を、適量以上に多く使いすぎると、ドライスキンの原因となることがあります。洗いすぎが原因で、肌の表面にある保湿成分である「皮脂膜」を落としすぎてしまうため、肌のバリア機能が低下してしまうからです。

洗顔による乾燥や肌荒れを防ぐには、適量を守り、洗顔料の量を使いすぎないことと、しっかり泡立てることが大切です!

洗顔料は、しっかり泡立てて使うと、泡が「ミセル」を形成し、「ミセル」が「皮脂膜」の落としすぎを防いでくれます。

ミセルとは

洗顔料に含まれる界面活性剤の、1つの分子には、油になじみやすい「親油基」と水になじみやすい「親水基」があります。上の図でいうと、「親油基」は水色の棒状の部分で、「親水基」は水色の玉状の部分です♪

油分を含んだ汚れ(上の図の紺色の部分)は、界面活性剤の「親油基」の部分とくっつき、取り囲まれ、汚れの外側は、「親水基」の玉状の部分で覆われます。この状態を「ミセル」と言います。

界面活性剤の「親水基」の部分と水が混ざり合い、水と共に汚れが流れ去ります。これが汚れが落ちる仕組みです。

ミセルは、洗浄剤を泡立てることによって形成されるので、洗顔料をしっかり泡立てることで汚れが良く落ちます♪

熱いお湯で洗うのはNG

洗顔に使うお湯は、体温より低い32度前後が適しています。手で触って温かいと感じるお湯は、まだ熱すぎるそうです。熱いお湯で顔を洗うと、肌表面の皮脂膜を取りすぎてしまいます。

洗浄剤の種類とpH

皮膚は、pH4~6の弱酸性ですので、洗浄剤を選ぶときは、肌のpHに近いものが、低刺激なのでおすすめです。

ベビー石鹼などは一見肌に優しそうに思えますが、新生児は汗や皮脂の分泌が盛んなので、弱アルカリ性でも洗浄力が強く(pH10.1~10.6)、乾燥肌には、刺激が強い場合があるので注意です♪

洗顔後はしっかり保湿

洗顔後は肌の汚れと共に、皮脂膜も取り去られてしまっています。ローションや乳液、クリームなどでしっかり保湿を行いましょう♪

セラミドとは?その効果とは?

こんにちは、小春です♪

今日はセラミドについてお話させてください。

セラミドとは

セラミドは、誰の肌の中にもあり、美しい肌には欠かせない成分です。セラミドは、肌の表皮の一番上の角層(下の図では角質層)の中に存在します♪

角層の内部には角質細胞が、幾重にも重なっています。セラミドは、角質細胞の隙間を満たし、角質細胞同士をつないだり、水分をつなぎとめています。

セラミドは、表皮の奥、基底層で生まれ、角層で成熟します。詳しくは下の記事をご覧ください♪

皮膚の構造

セラミドの効果

セラミドがあるおかげで、私たちの肌は、乾燥地帯や極寒の地にいても、肌の水分が失われずにいられるのです♪ セラミドは、乾燥や外部刺激から肌を守るための必須成分です。

セラミドは、肌の角層内で、潤いをつなぎとめる役割を果たしています。お肌の角層の中には、肌の潤いを保つために大切な「角質細胞間脂質」と「天然保湿因子」があり、セラミドは、「角質細胞間脂質」の主成分です。

セラミドは、肌内部の保湿の役割を担うほかに、外部刺激からお肌を守る役割も果たしています。肌にはバリア機能が備わっていて、セラミドはそのバリア機能の中核を担う成分です。

セラミドとバリア機能

肌には、外部のほこりや異物などの侵入を防いだり、お肌の水分の蒸発を防ぐ「バリア機能」があります。セラミドは、肌の「バリア機能」が正常に働くための大切な役割を持っています。

角層内が十分なセラミドで満たされていれば、バリア機能がしっかり働いて、外部からの刺激に強く、肌荒れしにくい、きめが整った綺麗なお肌でいられます♪

セラミドが不足すると、バリア機能が正常に働きません。お肌の角層の内部は、スカスカの状態で水分を保持できず、いくら肌の上から化粧水などの水分を補っても、すぐに蒸発して乾燥してしまいます。

セラミドとヒアルロン酸とコラーゲンの違い

セラミドとヒアルロン酸とコラーゲンの主な違いは、保湿の仕方です。

セラミドは、スフィンゴ脂質という脂質で出来ています。セラミドの分子は、頭と尻尾がそれぞれ親油性(疎水性)と親水性になっていて、サンドイッチのように水と油を交互に挟み、「ラメラ構造」を作って水分を抱え込みます。

ヒアルロン酸は、水分を吸収して膨らみ、水分を抱え込むことで保湿します。ヒアルロン酸1gで2~6リットルの水分を抱え込むことが出来ると言われています。

コラーゲンは繊維状のたんぱく質で、もともとは大きな分子です。分子の大きさによって保湿効果が変わります。分子の大きいコラーゲンは、肌の表面で水分の蒸発を防ぎ保湿します。低分子化されたコラーゲン(加水分解コラーゲン)は、角層内部まで浸透し、保湿する効果があります。

セラミドは、表皮の角層の中に存在するのに対し、コラーゲンは、真皮の中に存在します。ヒアルロン酸は表皮と真皮の両方に存在します。

表皮では、表皮細胞がヒアルロン酸を作ります。

真皮では、線維芽細胞がコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなど真皮の成分を作ります。

真皮の中にあるコラーゲンは繊維状のたんぱく質で、真皮の大部分を構成しています。そのすき間をゼリー状のヒアルロン酸などが満たし、お肌の弾力のもととなっています♪

セラミドの種類

セラミドは、皮膚の表面にあるので、外から補うことが出来ます。セラミド入りの保湿剤はモイスチャライザー剤と呼ばれます。

モイスチャライザー剤の役目は、皮膚に水分を与えて、潤いを保ち、皮膚のバリア機能の働きをサポートします。

セラミドには4つの種類があります。最も保湿効果が高いのは、ヒト型セラミドで、保湿効果が低めなのが合成セラミドです。ヒト型セラミドは高価なセラミドです。

ヒト型セラミド

ヒト型セラミドは、「バイオセラミド」とも呼ばれます。バイオテクノロジーにより合成されたセラミドで、人間のセラミドに似ている化学構造をもつので、潤いを与える効果が高いです。

ヒト型セラミドは、「セラミド1(セラミドEOP)」「セラミド2(セラミドNS/NG)」「セラミド3(セラミドNP)」など全部で7種類あり、「セラミド2」が保湿力に重要な役割があります。

天然セラミド

天然セラミドは、「ビオセラミド」「セレブロシド」とも呼ばれます。動物の脳やせき髄などから抽出されます。人間のセラミドに似ているので、保湿効果が高いです。

天然セラミドは、「ビオセラミド」「セレブロシド」「ウマスフィンゴ脂質」などの種類があります。

植物性セラミド

米ぬかや小麦胚芽などから抽出した成分からできています。「コメヌカスフィンゴ糖脂質」などがあります。

合成セラミド

石油から科学合成された成分からできています。セラミドと似た働きをしますが、他の3つに比べて保湿効果は低めです。

「ラウロイルグルタミン酸ジヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」などがあります。

セラミド入り保湿剤は、化粧水やクリームなどの他に、入浴剤があります。セラミド入り入浴剤は、入浴しながら全身の保湿を補えるのでお勧めです。

皮膚の構造

はじめまして、小春です♪ 私は、千葉県に住むOLです。

ニキビ跡やシミなどに悩んでいて、肌が汚いのがコンプレックスです。もっときれいになりたいと思い、肌についていろいろ勉強しています。

これから、スキンケアについていろいろ書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

今日のお題は「皮膚の構造」です♪

皮膚の構造

皮膚は、肌表面から奥へと順に「表皮」「真皮」「皮下組織」と3つの層に分かれています。肌の表面は皮脂膜で覆われています。

皮脂膜

皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から分泌される汗とが混ざり合うことで出来る天然の保湿クリームです。

表皮

表皮は、厚さが約0.2ミリとなっていて、皮膚の表面に近い方から、「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」に分かれています。表皮には、外部からの異物の侵入を防いだり、水分の蒸発を防いだりするバリア機能があります。

表皮のほとんどは、角化細胞で構成されています。角化細胞は、基底層で作られ、新陳代謝により、徐々に上に押し上げられ、最終的には垢やフケとなって剥がれ落ちていきます。これを「ターンオーバー」といいます。

ターンオーバーの流れ

基底層で、細胞分裂により角化細胞(ケラチノサイト)が生まれ、どんどん増殖します。基底層で作られ成長した角化細胞は、すぐ上にある有棘層へ、さらにその上の顆粒層へと次第に押し上げられていきます。上に行けば行くほどだんだん扁平な形になり、レンガのように積みあがっていきます!(この一連の増殖作用を「角化(keratinization)」と言います♪)

角層に到達すると、基底層で生まれたセラミドの赤ちゃんが、酵素により大人の「セラミド」に成長します。角層細胞は、外部からの異物の侵入を防いだり、水分の蒸発を防いだりするバリア機能の役割を果たし、最終的に垢やフケとなって、その役目を終えるのです♪

肌の3大保湿要素

お肌の潤いを保つために重要な部分は、「皮脂」「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」の3つです。

「角質細胞間脂質」と「天然保湿因子」は、角層に存在します。肌の保湿は、表皮の部分で起きています。

皮脂

皮膚の表面を覆っている皮脂膜のことです。

角質細胞間脂質

角質細胞間脂質の主成分がセラミドです。「角質細胞間脂質」は、角質細胞同士をくっつけて水分を逃さないようにする役割があります。

天然保湿因子

「天然保湿因子」は、角層の細胞内で水分を抱え込んで、水分を逃さないようにする役割があります。

真皮

真皮の厚さは表皮の約40倍です。コラーゲンやエラスチンといった繊維状のたんぱく質が主成分で、そのタンパク質の間に、ヒアルロン酸などのゼリー状の基質が存在し、肌の弾力を保つ役割を果たしています。

保湿剤の種類

化粧水や乳液、クリームなどの保湿剤は、大きく分けて2つに分かれます。

皮膚表面からの水分の蒸発を防ぎ、皮膚を柔らかくするのが「エモリエント剤」といいます。皮膚の表面に油膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。皮脂膜をサポートする役割があります。

皮膚の角層に、水分を与えて、バリア機能を保つのが「モイスチャライザー剤」です。角層内で水分と結合します。モイスチャライザーの代表的なものが「セラミド」です。

皮膚の構造まとめ

皮膚の潤いを左右するのは、肌の表面にある表皮で、その表皮の一番外側にある角層と皮脂膜に、潤いを保持するための重要な役割があることが分かりました。

次回はセラミドについて詳しく書いてみたいと思います♪