皮膚の構造

はじめまして、小春です♪ 私は、千葉県に住むOLです。

ニキビ跡やシミなどに悩んでいて、肌が汚いのがコンプレックスです。もっときれいになりたいと思い、肌についていろいろ勉強しています。

これから、スキンケアについていろいろ書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

今日のお題は「皮膚の構造」です♪

皮膚の構造

皮膚は、肌表面から奥へと順に「表皮」「真皮」「皮下組織」と3つの層に分かれています。肌の表面は皮脂膜で覆われています。

皮脂膜

皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から分泌される汗とが混ざり合うことで出来る天然の保湿クリームです。

表皮

表皮は、厚さが約0.2ミリとなっていて、皮膚の表面に近い方から、「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」に分かれています。表皮には、外部からの異物の侵入を防いだり、水分の蒸発を防いだりするバリア機能があります。

表皮のほとんどは、角化細胞で構成されています。角化細胞は、基底層で作られ、新陳代謝により、徐々に上に押し上げられ、最終的には垢やフケとなって剥がれ落ちていきます。これを「ターンオーバー」といいます。

ターンオーバーの流れ

基底層で、細胞分裂により角化細胞(ケラチノサイト)が生まれ、どんどん増殖します。基底層で作られ成長した角化細胞は、すぐ上にある有棘層へ、さらにその上の顆粒層へと次第に押し上げられていきます。上に行けば行くほどだんだん扁平な形になり、レンガのように積みあがっていきます!(この一連の増殖作用を「角化(keratinization)」と言います♪)

角層に到達すると、基底層で生まれたセラミドの赤ちゃんが、酵素により大人の「セラミド」に成長します。角層細胞は、外部からの異物の侵入を防いだり、水分の蒸発を防いだりするバリア機能の役割を果たし、最終的に垢やフケとなって、その役目を終えるのです♪

肌の3大保湿要素

お肌の潤いを保つために重要な部分は、「皮脂」「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」の3つです。

「角質細胞間脂質」と「天然保湿因子」は、角層に存在します。肌の保湿は、表皮の部分で起きています。

皮脂

皮膚の表面を覆っている皮脂膜のことです。

角質細胞間脂質

角質細胞間脂質の主成分がセラミドです。「角質細胞間脂質」は、角質細胞同士をくっつけて水分を逃さないようにする役割があります。

天然保湿因子

「天然保湿因子」は、角層の細胞内で水分を抱え込んで、水分を逃さないようにする役割があります。

真皮

真皮の厚さは表皮の約40倍です。コラーゲンやエラスチンといった繊維状のたんぱく質が主成分で、そのタンパク質の間に、ヒアルロン酸などのゼリー状の基質が存在し、肌の弾力を保つ役割を果たしています。

保湿剤の種類

化粧水や乳液、クリームなどの保湿剤は、大きく分けて2つに分かれます。

皮膚表面からの水分の蒸発を防ぎ、皮膚を柔らかくするのが「エモリエント剤」といいます。皮膚の表面に油膜を作り、水分の蒸発を防ぎます。皮脂膜をサポートする役割があります。

皮膚の角層に、水分を与えて、バリア機能を保つのが「モイスチャライザー剤」です。角層内で水分と結合します。モイスチャライザーの代表的なものが「セラミド」です。

皮膚の構造まとめ

皮膚の潤いを左右するのは、肌の表面にある表皮で、その表皮の一番外側にある角層と皮脂膜に、潤いを保持するための重要な役割があることが分かりました。

次回はセラミドについて詳しく書いてみたいと思います♪